最新のお知らせ |
〇研修テーマ 障がい児の不器用さの理解と支援 〇講師 平田 正吾 氏(東京学芸大学 准教授) 〇開催日時 2025年6月14日(土)13:20~16:30 〇研修内容 知的障がいや発達障がいのある子どもの中に、運動面での制約(いわゆる「不器用さ」)がある子どもが一定数おり、それが日常生活に影響を及ぼしていることが指摘されています。したがって、障がい児に対する支援では、運動領域の発達や困難さについてもアセスメントを行い、障がい特性等を考慮しながらその背景要因を整理していくこと、加えて、日常生活への適応、および、運動発達以外の領域との発達連関を念頭に置きながら運動発達の支援を行っていくことが重要であると考えられます。本研修においては、障がいのある子どもの運動発達に関するアセスメントの方法や留意点、さらには運動発達の支援の視点について学ぶことを目的とします。 〇会場
〇研修ポイント:1ポイント(申請中) 〇参加条件:当該支部正会員・当該支部準会員 〇参加費:1000円 〇申し込み方法:参加するためには事前申込が必要になります。以下のページより申込方法をご確認の上、お申し込みください。 |
過去の研修会 |
2024年度 第2回資格更新研修会 |
〇研修テーマ 自閉スペクトラム症児者の心の理解と支援 〇講師 別府 哲 氏(岐阜大学 教授) 〇開催日時 2024年11月10日(日)13:15~16:30 〇研修内容 自閉スペクトラム症(ASD)を有する子どもや大人は、他者と共感したり交渉したりする能力に障害があると言われますが、別府先生は、ASDは共感する能力に障害があるというより、他者に共感されにくい点に障害の形成要因があるとおっしゃいます。ASDのアタッチメントの発達や自他理解の特徴、そしていくつかの事例・実践にも触れていただきながら、臨床発達心理士がASD発達支援に具えるべき知識・技能・態度等をを学びます。また、支部会員以外のかたや一般のかたにも広くご参加いただけるように、公開研修会として開催します。 〇申込期間 9月27日(金)18:00~10月28日(月)9:00 〇会場
〇研修ポイント:1ポイント 〇参加条件:当該支部正会員・当該支部準会員・非会員(参加条件なし) 〇参加費:0円 〇申し込み方法:参加するためには事前申込が必要になります。以下のページより申込方法をご確認の上、お申し込みください。 〇問い合わせ先 |
2024年度 第1回資格更新研修会 |
〇研修テーマ 学習に困難を抱える児童に対する認知特性に応じた支援 〇講師 鈴木 恵太 氏(岩手大学 准教授) 〇開催日時 2024年6月23日(日)13:00~16:30 〇研修内容 令和4年、文部科学省より通常学級に在籍する児童生徒の8.8%において「知的発達に遅れはないものの学習面又は行動面で著しい困難を示す」ことが報告されている。その中には教科学習における困難さを抱えている児童生徒も含まれているが、このような児童生徒に対しては、その認知特性を理解した上でそれに応じた支援を行なうことが必要である。本研修では、教科学習に困難を抱える児童生徒のスクリーニングや認知特性のアセスメントとアセスメントに応じた具体的支援の方法について岩手大学の鈴木恵太先生にご講演をいただき、発達支援のニーズ把握、アセスメントの方法や、 アセスメントに基づいた支援にについて理解を深めることを目的とする。 〇申込期間 2024年5月10日(金)~ 2024年6月14日(金) 〇会場 1.仙台会場:宮城教育大学(青葉山地区)720教室(予定)
2.盛岡サテライト会場:岩手県立大学アイーナキャンパス学習室1
〇研修ポイント:1ポイント 〇参加条件:当該支部正会員・当該支部準会員 〇参加費:1000円 〇申し込み方法:参加するためには事前申込が必要になります。以下のページより申込方法をご確認の上、お申し込みください。 |
2023年度 第2回資格更新研修会 |
〇研修テーマ 場面緘黙とその周辺領域の理解と支援 〇講師 鈴木 徹 氏(秋田大学 准教授) 〇開催日時 2023年11月19日(日)13:00~16:30 〇研修内容 教育現場では、子どものニーズに応じた適切な支援を行う必要があります。そのために、発達障害や近接領域に関して理解を深めることが求められています。また、それらの知識を目の前にいる子どもの姿と重ね合わせながら、子どもの思いや願いに耳を傾け、寄り添っていく必要があります。これらは、臨床発達心理士に求められる専門性であると言えます。 本研修会では、場面緘黙 (家庭では話すことができるのに、学校やこども園などの社会的状況において話すことが難しくなってしまう、不安障害の一種) を取り上げます。小・中・高・特別支援学校における場面緘黙児の在籍状況や教員が行っている支援、場面緘黙と自閉スペクトラム症の関連、場面緘黙児を対象としたオンライン面接による介入支援の経過の3点を取り上げます。本研修会を通し、教育現場の現状や場面緘黙児の発達の心理的理解に関する内容、アセスメントに基づいた支援に関する内容、発達の個別性の理解に関する内容を踏まえた支援方法などの習得を目指します。 |
2023年度 第1回資格更新研修会 |
〇研修テーマ WISC-Ⅴの理論と実際 〇講師 大六一志氏(日本臨床発達心理士会茨城支部 支部長) 〇開催日時 2023年9月24日(日) 13:00~16:30 〇研修内容 発達支援のニーズ把握、アセスメントの方法の1つとして知能検査・発達検査があります。人間の発達をアセスメントし支援する臨床的な知識・技能として、この知能検査・発達検査についての学びは臨床発達心理士において重要になると考えられます。今回の支部研修では2022年に販売された日本版WISC-Ⅴ知能検査の刊行委員で、長年WISCの実践的研究と、現場でのご指導に携わってこられた大六一志先生をお招きし、WISC-Ⅴの実施から支援・解釈について理論面および実践面からお話しいただく予定です。 研修を通して、1)⽇常⽣活において困難さを抱える⼈々を⽀援する上で必要な知識・技能について、2)発達⽀援のニーズ把握、アセスメントの⽅法について、3)アセスメントに基づいた⽀援について理解を深めることを目的とします。 |
2022年度 第2回資格更新研修会 |
〇研修タイトル フィールドに根差した子どもの理解と臨床発達心理学的支援 〇講師 田爪 宏二 氏(京都教育大学) 〇開催日時 2022年11月6日(日)13:00~16:30 〇研修内容 臨床発達心理学の「臨床」には、「障害や支援が必要」ということだけでなく、「現場を重視する」という意味合いも大きく含まれていると考えられます。また、アセスメントや支援の対象に子どもだけでなく取り巻く環境(環境・生態学的視点)も含めているところにも臨床発達心理学の特徴があると考えられます。今回の研修では、以上の観点から、フィールドの特徴をふまえた子どもの理解や支援の在り方について、講師である田爪宏二氏が取り組まれている児童館での支援や、保育現場での行動観察やインフォーマルアセスメント等内容について触れていただきながら、ご講演をいただきます。 |
2022年度 第1回資格更新研修会 |
〇研修タイトル 臨床発達的観点に基づく事例の検討 〇講師 佐竹 真次 氏(山形県保健医療大学) 〇開催日時 2022年5月7日(土)13:00~16:40 〇研修内容 臨床発達心理士の専門性を高める上で、自身の実践や研究について臨床発達的観点から振り返ることが必要不可欠である。その際、自身1人での振り返りのみならず、臨床発達的観点を共有する者同士での検討が、有効であろう。とりわけ、「時間的・空間的な広がり」を持った発達の理解と支援を考える際、異なる立場や職種の者同士がお互いの立場から事例について語ることが有意義であると考えられる。今回の研修では、幾つかのグループに分かれそれぞれの立場から意見を出し合い事例を検討することを通して、臨床発達的視点の重要性を再確認し、それぞれの実践や研究を見直し、臨床発達心理士としての専門性を向上させることを目的とする。 具体的にはグループによる事例検討に先立ち、支部会員である佐竹真次氏より臨床発達支援における事例検討の進め方についてご講演をいただく。そして、参加者を地域ごとにグループ分けし、その地域の現状と課題についてふれながら事例検討を行う。これらの活動を通して個々の専門性を高めるだけではなく、各地域における会員間のネットワーク構築の一助ともしたい。 |
2021年度 第3回資格更新研修会 |
〇研修タイトル ペアレント・トレーニングの実際と臨床発達心理士の専門性 〇講師 尾崎 康子 氏(東京経営短期大学) 〇開催日時 2022年1月22日(土)13:00~16:30 〇研修内容 発達障がい児を含む発達に困難さを抱える子どもに対して、その発達支援を行う場合、子どもに対する直接な支援だけではなく、子どもを取り巻く環境に対する支援を同時に行っていくことが大切である。とりわけ、日々の育児を通して子どもと関わる、子どもの発達を支援する存在である保護者に対する支援が重要になると考えられる。日本臨床発達心理士会においても、機関紙である「臨床発達心理実践研究」第12巻第1号において保護者に対する支援としてペアレント・トレーニング、ペアレント・プログラムの特集が組まれ、その理論的な枠組みや実践について報告、検討が行われている。今回の研修においては、「ふれあいペアレントプログラム」の実践に長年取り組まれ、上記の特集においても論文を執筆されている、尾崎康子先生より「ふれあいペアレントプログラム」の概要についてご紹介いただきながら、ペアレント・トレーニングの基本的な考え方や実施の際の留意点、取り組みの際に求められる臨床発達心理士の専門性、さらには今後に向けた課題などについてご講演いただく。 |
2021年度 第2回資格更新研修会 |
〇研修タイトル テクノロジーを活用した学びの多様性と合理的配慮2 ─読み書きに困難さをもつ子どもに対するICT活用した支援の実際と課題─ 〇講師 平林 ルミ 氏 (学びプラネット合同会社 東京大学大学院教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター) 〇開催日時 2021年11月27日(土) 13:00~16:30 〇研修内容 近年、発達障害のある子どもたちが示している困難さに対する支援や、障がい特性を考慮した指導を充実させるツールとして、ICT(情報通信技術)を活用した実践が試みられています。このテーマに関して昨年度の東北支部研修では、発達障がい・学習障がいの子どものためのICTを使った学び方を提案、普及されてこられた平林ルミ氏より、ICTを活用した学習支援の方法について、様々なアプリケーションや実践事例を具体的にご紹介いただきながらご講演をいただきました。今回の研修では引き続き平林氏に、ICTを活用した「学び」と「育ち」の支援について実践事例等をご講演いただき、その効用と課題、さらには、有効な支援を行う上でのアセスメントの方法や家庭、教育機関との連携などについて理解を深めることを目的とします。 |
2021年度 第1回資格更新研修会 |
〇研修タイトル 生涯にわたる発達の支援と臨床発達心理士の役割 〇講師 佐竹 真次 氏(山形県立医療保健大学) 〇開催日時 2021年5月9日(日)12:45~16:45 〇研修内容 臨床発達心理士の中核的な専門性の1つとして、時間の流れに沿った個人の「理解」と「支援」が挙げられます。すなわち、個人の一生涯にわたるライフコースの中で生じるその時々の環境や社会からの要請と個人の発達や特性との相互作用の結果として個人の困難さを理解し、これからの相互作用を見据えながら支援を行っていくことが求められます。今回の研修ではメイン講師である佐竹真治氏が小学校から成人に至るまで継続的に関わった自閉症スペクトラム障害の事例について、支援者の立場だけではなく、当事者およびそのご家族の立場からご報告をいただきます。そして、報告内容に対する討論や質疑を通して、当事者やそのご家族がライフコースの中で直面した困難さや発達の結果直面した困難さ、支援者側のそれらに応じた支援の在り方、さらには、継続的な支援を通した支援対象者やその家族の理解について共有します。これらの学びを通して、生涯にわたる、生涯を見通した支援の重要性と臨床発達心理士の役割について確認し、理解を深めることを目的とします。 |